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愛おしいキミに極甘な林檎を
第40章 婚約者として……

頬を緩めた私は開けた弁当にスマホのカメラを向けて写真を撮った。
すると近くのデスクにいる人から視線を向けられる。
「あ、すみません。今日のお弁当は傑作だったもので……」
私も弁当のお礼がしたくて晩御飯作りに気合いが入る。
帰ってから仕事の疲れを気にする間もなく晩御飯を作りに励んだ。
でも気合を入れて料理を作った日に限ってソラ先輩は仕事から早く帰って来ない。
玄関のドアが開いた時間は午後十一時だった。
「おかえりなさい。お腹空いてますよね?今、ご飯の準備をしますね」
「ありがとう。夜遅くにごめんね」
食事を出してから様子を見ていると今日は疲れていそうでセックスどころではないようだった。
誘うのはまた明日にしよう……。

