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愛おしいキミに極甘な林檎を
第40章 婚約者として……

一度口付けするとソラ先輩が貪ってくると分かっているから最初の一歩踏み出せばいいだけ。
「……んっ、……っ」
計算していた通りにされた長いキスに私は声を漏らして身をよじらせた。
唇がゆっくりと離れた後、不敵な笑みをしてソラ先輩が見てくる。
「近くで顔を見て欲しくないんじゃないの?」
朝はそう言っていたけど今はニキビのことはどうでも良くなっていた。
「とろんとした目までしてさ。……エッチな顔を見せて油断してると襲うよ」
「お願い、して……。我慢できないの……」
「欲求不満だった?」
「私に媚薬を飲ませたからですよ。そのせいでソラ先輩を見ていると体を触って欲しくてたまらないんです……」

