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愛おしいキミに極甘な林檎を
第40章 婚約者として……



「外で何かあったら怖いだろ。風子が他の男に発情すると思うと嫉妬して狂いそうになる」


「ふふっ、全然発情しませんでしたので安心していいと思います」


婚約者としての自覚を見せると、変な気を起こさなかったご褒美なのかおでこにちゅっと口付けされた。



「でもかなり時間が経ってから媚薬が効いてくるって信じ込んでいた風子は面白かったな」


「もう!私で遊ばないでくださいよ」


笑いながらそう言うと今度はおでこではなく唇にキスをしてくる。


最初から怒っていないけど、こうやってソラ先輩に私は簡単に宥められてしまう。




時計を見ると午前二時になろうとしていた。


もう寝ないといけないと分かっていても一緒に過ごす時間が楽しくて、ずっとピロートークをしていたいくらいだ。



「近いうちに風子のお爺さんの方にも結婚の挨拶に行かないといけないね」


「そっちにも行くんですか!?」


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