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愛おしいキミに極甘な林檎を
第6章 結婚相手

私の好きな人は課長で、私の婿に立候補してるのが理人さん。
課長とはまだ付き合っていないから、結婚して欲しいなんて言ってもすぐには無理だと思う。
そもそも結婚願望がないタイプだったらどうしよう。
潔く諦めるしかないんだろうか……。
大掃除を終えて年越しそばを食べた後、私は自分の部屋に戻った。
窓を開けると夜空にはキラキラと輝く星が一面に広がっていた。
綺麗な景色を目にしながら酎ハイを飲み、スティック状のじゃがいものお菓子を食べて何とも言えない気分に浸る。
ほろ酔い気味になってきてぼーっとしているとドアをノックする音が聞こえてきて理人さんが入ってきた。
「風子さん。夜にお菓子を食べると太りますよ」

