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愛おしいキミに極甘な林檎を
第6章 結婚相手

「一日くらい贅沢しても太りませーん」
「昨晩も晩御飯の後にポテチを食べてたでしょう」
「今日は大晦日で特別な日なんですから、いもりこくらい食べてもいいじゃないですか」
理人さんは私に厳しいからこんな風に度々言い争いをする。
「はぁ……、健康面を考えて今日だけにしてくださいね。それにしても寂しそうな顔をしてどうしました?ホームシックですか?」
家にも帰りたいけど慣れてきたからそこまででもない。
「私は結婚して子供を産めるんでしょうか……」
酔っているのもあって悩んでいることを何も考えずに口にしていた。
「今まで聞いていませんでしたが、風子さんには彼氏がいるんですか?」
「今はもういません……。だから、価値観も合って愛し合える人がすぐにできるか心配なんです」
「それなら試してみますか?」

