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愛おしいキミに極甘な林檎を
第6章 結婚相手

「避妊に失敗しても百パーセント責任は取れます。価値観だって風子さんの意思を尊重するつもりです」
「意味が分からないです。大体、私のことを好きでもないのにそんなことができるわけありません」
「こうして話せるようになってからまだ日は浅いですが、一緒に生活するようになって風子さんのことを少しずつ可愛いなとは思っているんですよ」
酔っているせいなのか体がふわふわして顔が異様に熱い。
これは理人さんに口説かれているせいではないはず……。
脈が早いのもお酒を飲んだせいだと思いたい。
そんな中、いまいち回らなくなってきた頭で名案を閃いた。
ここで体の相性が最悪なことを証明すれば潔く諦めてくれるかもしれない。
その孕ませたがる自信を打ち砕いてやる。
「……いいですよ。相性がいいか確かめてみようじゃないですか」

