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愛おしいキミに極甘な林檎を
第41章 あなたがいない

どこって……、女子更衣室で…エッチをしているところに……。
あの時の光景が頭に浮かんで顔が熱くなってくる。
「ちょっとそこで転んだだけです。おっ、お疲れ様でしたー!」
これ以上課長に何もつっこまれないように私は急ぎ足で会社を出た。
欲求不満で迎えた一人の夜。
体を綺麗に洗ってベッドに入っても自慰をする気にはなれなかった。
いくらかの日数が経った日の朝。
一人分の朝飯と弁当を作ってから会社に行く準備をして玄関へと向かう。
「……いってきます」
でも「いってらっしゃい」っとは返ってこない。
振り向いてもソラ先輩はいなかった。
だけど、いつでも一緒にいる気がして毎朝声に出して出掛けている。

