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愛おしいキミに極甘な林檎を
第42章 獣欲と甘い果実


迷っていた頃よりもこの距離が丁度良く思えた。


男としては支えてあげられないけど、上司を支える部下でありたいから道を外れそうになったら正すのも仕事だ。


「鍵を掛けられてしまったので開けてもらうためにLOINEで職場の人に連絡を取れないでしょうか?」


「分かった。今メッセージを送ってみる」



これでずっと閉じ込められる可能性はなくなるだろう。

定時になった合図の音が鳴る前でよかった。



「アンッ、アァッ、ンッ、もう一回イクッ…、陸田さんッ……」


「ッ……、鈴ちゃんのまんこ締まる……」


近くで行われるセックスに興奮してドキドキする。



鍵を開けてくれる人が来るまで陸田さんと鈴川さんの愛し合う行為は続いていた。



その間、私と課長は互いに背を向けたまま、顔を見ないようにして過ごした。


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