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愛おしいキミに極甘な林檎を
第43章 これからもあなたと一緒に……



「完全に否定するよ。風子は俺の癒しだから。……傍にいてくれるから今こうして元気でいられるんだ」


腕を引かれてソラ先輩の方に近づくように促されると、ちゅっと優しくキスをされる。

必要とされていることが嬉しくて心が温かくなり頬が緩む。



「待って。もう一回……」

今度は私の下唇を甘噛みしてから貪るようなキスをしてくる。


当たり前になっていたキスも限られた時間の中ですると濃密に感じた。


個室に小さく響くリップ音。


「っ……、んっ……」

高めの声を漏らした時には抑えていた欲求が溢れてしまいそうだった。



「目がとろんとしているね。そのエッチな顔をされると襲いたくなってくる」


「ふふっ、元気そうで何よりです。でも嫌なことに負けてしまうほど、私がソラ先輩のことを癒せてないのが悔しいです」



「癒せてるよ。それに熱が出るまでストレスを抱えていたのも無意識だったから。……無理をするものではないなって反省したよ」


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