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愛おしいキミに極甘な林檎を
第43章 これからもあなたと一緒に……

「これはセックスをしたからだよ。今日はゆっくり休んでいたし、体調の方は良くなってきてるから」
心配するなと言っているように私の髪をそっと撫でてくる。
ひとりで寂しく過ごしていた夜に欲しいと思っていたこの温もりを得ることができて頬が緩む。
「治るまでゆっくり休んでくださいね。こっちの手の方も早く治るといいですね」
髪を撫でてくれていた右手に願いながら触れた。
「うん。ありがとう……」
「あの……、右手がどうしてこうなったか話してくれませんか?どんな話でも受け止めますので教えてください」
じっと見つめて迫ると、ソラ先輩はゆっくりと瞬きをしてから口を開く。

