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愛おしいキミに極甘な林檎を
第43章 これからもあなたと一緒に……

「本当は……、これは交通事故に遭った後遺症なんだ」
「えっ……」
耳を疑う言葉を聞いた瞬間、温かい気持ちから一変してヒヤリとした。
「なんの冗談ですか?だって…見た感じ、どこも怪我なんてしていないですし……」
傷跡を探すようにソラ先輩の綺麗な肌の上に手を滑らせるけど見つからない。
だからこそ信じられなくて動揺していた。
「東京に出張していた時に、道路に飛び出した子供を助けたら間に合わなくて事故に遭って。その時の怪我がよく治っていなかったみたいなんだ。
スマホが壊れたのもその事故が原因だった」
「どうしてすぐに本当のことを話してくれなかったんですか!?海外から帰ってきた時にそう言ってくれていれば私……」

