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愛おしいキミに極甘な林檎を
第44章 愛の結晶

「恥ずかしいですから言わないでくださいよ……」
「やだ。もっと気持ち良くなって欲しいから」
体を起こされて座ったまま抱き合い、唇を重ねる時もゆっくりと静かに交わした。
下唇を甘噛みされたり、お互いの唾液を交換するように舌を絡ませたりしてどこにいるのかも忘れてしまうほど思考が蕩けていく。
唇を離した後、私はソラ先輩のパジャマのボタンを外して、頬からくっきりと浮き出た鎖骨まで指先でそっと触れた。
私も大好きな人に赤いシルシを付けたくて肌を吸う。
すぐに消えてしまわないように、刻むように強く……。
「これでお揃いです……」
暗闇に目が慣れて少しだけソラ先輩の顔が見えるようになった。
そんな中、微笑んで見上げてみるとニヤリと笑れた気がした。
「もっとしていいんだよ?これで終わりなのかな」
「こっ、これでも頑張ったんですよ……?もっと大胆にならないとダメでしょうか?」

