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愛おしいキミに極甘な林檎を
第7章 甘い夢と濃蜜な快楽

「良かった……。覚えていてくれたんだ」

「当たり前です。今の私はもう忘れたりしません」


自信を持って答えるとソラ先輩にまた抱き締められる。

可愛がるように私の頭を撫でて、温もりを感じているみたいだった。


会えたと思ったらこんなに上手くいくんだからやっぱり夢だ。



「風子……」

私の名前を囁いてからソラ先輩が視線を落として唇を近づけてくる。


もうなんでもいい。

夢なんだから思う存分に浸ろう。

拭いきれなかった痛みをなくすために……――――


目を閉じてもすぐには唇が触れなかった。

少しずつくっつけてくるから柔らかい感触が鮮明に記憶に残った。


長い時間重ねて離れた後、私をもう一度見つめてから唇を味わわれる。

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