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愛おしいキミに極甘な林檎を
第46章 主従関係

次の日。朝食を終えてソファでくつろいでいるとソラ先輩が笑顔でやって来る。
「この前言っていたゲームを始めよう」
「……分かりました。その勝負、受けましょう」
未だに上下関係が抜けない私が、ソラ先輩と同等な立場にいることを意識できるようにゲームをしてくれるらしい。
やる気を見せると、先週行った旅行で那砂に勧められて買った物をようやく披露された。
袋を開けてみると服が入っていて、取り出して広げて全体を見てから目を丸くする。
「なっ……。これは…メイド服ですか……」
フリルの着いた白いエプロンと半袖の黒色のワンピース。しかも襟ぐりが広くてスカート丈が短い。
本当に私たちが主従関係を結んでいると思って那砂さんは勧めたんだろうか……。
これを着てプレイを楽しめと言っていたし……。
「風子がこう言う服を着たいのか分からないから買うか非常に迷ったけど、那砂さんに強く押されてね……」

