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愛おしいキミに極甘な林檎を
第46章 主従関係

「可愛い服はなんでも着てみたいので嬉しいです。でも私はソラ先輩がこう言う趣味なのかと思いました」
するとソラ先輩は腕を組んでから真面目な顔をして私を見てくる。
「俺は、……色んな風子を見て楽しみたい」
迷いながら買った割には乗り気のようだ。
少し驚いたけど私に興味を示してもらえて素直に嬉しかった。
「それでこれを着てどうしろと言うんでしょうか?」
「メイドと言えば主人に従うだろ。そして今の風子はそんな感じ」
「まあ、近いですよね。ソラ先輩に従うことが多いですし」
「きっと風子はその衣装を着ると、メイドのように振る舞ってみたくなると思うんだ。その状況の中、あえて逆のことをしてみるんだよ」

