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愛おしいキミに極甘な林檎を
第46章 主従関係



「瀬戸内さんまでゲームに巻き込んじゃいけないよ。あくまで俺と話す時に使っちゃダメなんだ」


「判断が難しい……」


「んー。じゃあ瀬戸内さんは一応お兄さんなんだし、この機会に敬語をなくして話してみたら?」


「言われてみればそうかも……。やってみる」



ピザが届いてから理人さんの電話も終わり、昼ご飯を三人で食べる。


お花見をした時にはこんな未来が待っているとは思ってもいなかったから嬉しい。



「理人さん、……ジュースのおかわりいる?お茶もあるよ。遠慮なく食べていってね」


試しに友達口調で話してみる。

でも理人さんは強く異変を感じたのか眉を寄せて首を傾げていた。


「えっ……、風子さん?一体どうしたんですか?」


微妙な反応で場の空気が凍りつき、焦った私は胸元にピザの具材をこぼしてしまった。

幸い、衣装にはピザソースがついてない。


「風子、俺が拭いてあげるよ」


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