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愛おしいキミに極甘な林檎を
第46章 主従関係

もしかして、こっそりされていたお仕置きがバレていた……?
心の中ではヒヤリとしながら笑顔で手を振って理人さんを見送った。
見られていたとしても、そろそろ仕事が忙しくなる時期だと思うから忘れてくれるだろう。
そう願って私も気にしないことにした。
玄関のドアが閉まってからリビングに戻ると、ソラ先輩が上着を脱がしてきて私の肩に触れてくる。
「どっ…、どうしたの……?私が…何かした……かな?」
二人っきりになり、堂々とゲームが再開されてまた話し方がぎこちなくなる。
そんな私を見つめてくるソラ先輩の真剣な表情は理人さんがいた時とは違っていた。
「……いや、ここについたのが気になってた」

