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愛おしいキミに極甘な林檎を
第46章 主従関係

「来週にでも見に行く?余裕をもって準備をするのも悪くないし」
「うん、行きたい。楽しみにしてるね」
笑顔で言うとソラ先輩は優しい表情を向けてきて私の髪に触れた。
「あ、私が敬語使ってないのに触った!ルールを破ったから今度はソラ先輩が罰ゲームだね」
「風子こそ今、先輩扱いしただろ」
「げっ……。上手くいってたのに……」
雑誌を置くとソラ先輩が私の体を横に倒して後ろからぎゅっと抱きしめてくる。
笑いながらじたばたして戯れた後、大人しく温もりを感じた。
過ぎていくのは甘くて幸せな時間。
背後にいるソラ先輩が私の髪にキスをしてきたり、体をそっと撫でてきたりする。
「そろそろ脱がせたいからこのゲームも終わりだね」
「何度も罰ゲームをされたけど、同等な扱いを私はできていたと思う……?」

