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第46章 主従関係

「不満というか、いつになったら変わるのかなって思っていたからこれは疑問だった」



「はあ……、それならいいんですけど。ソラ先輩は抱え込んでしまう人なので適度に発散していかないとダメですよ」


背中のツボを狙ってグイッと指を押すと凝っていてマッサージのやりがいがあった。


私の胸がフニフニと当たっているけどこれはサービスという事にしておこう。



「あー……、気持ちいい。……俺のことをこんなに分かってくれるのは風子だけだよ」


「ふふっ、もう誰にも負けませんよ。彼女として、後輩として一番の理解者でいたいです」



マッサージをやめて見つめ合ってから背中を押されてキスをするように促された。


お湯で身体の体温が上がっているせいか唇も先程より温かい。



「結婚してからは先輩としてじゃなくて、風子と一緒に夫婦とか親というものを学んでいきたいな」