この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第47章 白い雪と優しい熱

風邪を引いたのは何年ぶりだろう。
割と強い体なのに不覚だった……。
エレベーターに閉じ込められている時に体を冷やしたせいでこうなったのかもしれない。
熱があってふらふらするから今日は仕事を休むことにした。
喉が痛くて話すのがつらかったから、私が仕事を休むことをソラ先輩が電話で課長に伝えてくれて助かった。
とりあえず病院に連れて行ってもらってからベッドで横になってゆっくり休む。
「大丈夫かい?家事は俺がするから気にせずゆっくり寝ててね」
「ごほっ、ありがとう…ございます……。昨日いっぱいキスしてましたけど、風邪がうつったりしてませんか?」
「俺はなんともないよ。元気だから安心して」
「それなら…ごほっ、良かったです……」

