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愛おしいキミに極甘な林檎を
第47章 白い雪と優しい熱

「可愛すぎ……」
小さく溜息をついてそう言ったソラ先輩はベッドの上に戻ってからまた私を抱いた。
何度も絶頂を味合わされ、蕩けてしまうほどたくさん愛を注がれた。
それから数日後。仕事が終わってから暗い外を歩くとクリスマスのイルミネーションが目立つようになった。
寒さに震えながらふらりと雑貨屋に寄り、商品を見ているとある物が目に留まる。
それは取っ手がハート型のようになっていてシンプルでかわいいデザインのマグカップ。
ピンクとブルーの色違いで二つ並んでいるからペアグッズにぴったりだった。
定番であるペアのマグカップはまだ持っていないから買うか揺らぐ……。
今使ってるカップはまだ使えるし、どうしよう……。
でもお揃いだって言って買ったら、ソラ先輩も笑ってくれるかな……。

