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愛おしいキミに極甘な林檎を
第49章 揺らぐ未来、そして……



笑顔が消えたのは三日前。新くんが私に牙をむいた日。


時間は刻々と過ぎていくのに今でもあの時の恐怖が忘れられない。



家に帰って泣き止んだ後、私はソラ先輩に触れることができなかった。


でも以前、過去に関わる人に触れなくなった時とは違う。


汚れてしまった体を綺麗にするまでは穢れていない真っ白な彼に触らせたくなかったから……。


キスやセックスはしていない。


されそうになった時に強く頬を叩いてやると、新くんの心の中に残っていた良心が助けてくれた。


もし残っていなかったら、間違いなくあのままされていたと思う。



今まで似たようなことが何度かあったけど今回は嫌悪感が違った。


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