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愛おしいキミに極甘な林檎を
第49章 揺らぐ未来、そして……



何もかも今更だ。でも迷っていた私にとっていい薬にはなったのは違いない。


「余計なお世話ですね……」


「そう思うんだったら自分の思ってることをとことんぶつけなさい。
話してくれなくても、彼氏くんにはちゃんと聞こえているんだから遠慮なく言えばいいのよ」



足湯からあがって足を拭いていると、ソラ先輩と理人さんがこちらに向かって歩いくる姿が見えた。


人が少ないから遊具にもすぐに乗れるから割と早く戻ってきたようだ。



「優しいのか、不器用なのか分かったもんじゃないわね……」


那砂さんが小さく呟いたことは恐らく私とソラ先輩に向けて言っているように聞こえた。



「御二方、女湯の時間は終わったでしょうか?」


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