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愛おしいキミに極甘な林檎を
第49章 揺らぐ未来、そして……



「まだよ。アタシと風子ちゃんの生脚を見に来たとは理人くんったらエロオヤジねぇ。

風子ちゃんが次は観覧車に乗りたいみたいだから行きましょう」


「えっ……!?あの……、私はそんなことを一言も……」


「やれやれ。那砂には振り回されっぱなしですね」



「いやーん、足が滑ったぁ!」


立ち上がってブーツを履いている時に那砂さんにドンッと体を押されてよろけた。


でも側にいたソラ先輩が私の体を支えてくれて倒れずに済む。


「ありがとうございます……」


久しぶりに触れられたのが嬉しくて目頭が熱くなる。



きっと那砂さんは二人っきりになれる空間でソラ先輩と話せということを私に伝えたかったんだろう。


せっかく作ってくれたチャンスを活かして、今度こそ仲直りしないと……。


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