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愛おしいキミに極甘な林檎を
第50章 pallidus memoriae*儚い恋と永久の愛



少し不安になりながら本当の気持ちを聞いてみると、ソラ先輩は悲しそうに顔をしかめて一旦黙ってから口を開いた。



「嫌われたくない……。ずっと好きでいて欲しい……」



返ってきたのは飾らない真っ直ぐな気持ちと願い。


目を細めて安堵した私はもっと側に寄って愛しい体温に顔を埋める。



「私ね、夢の中でもずっとソラ先輩のことを好きだったんですよ。他の人と結婚しても嫌いになれなくて、心の奥で愛していたんです。

ちゃんと調教されているので、そう簡単にご主人様を嫌いなることなんてできません」



この前のメイドプレイに例えて言ってからソラ先輩の顔を覗くと僅かに微笑んでいた。

嬉しくなった私は話を続ける。



「だから、どれだけ他の人に傷付けられようともソラ先輩の隣にいれるのなら私はなんでも耐えられます。

何をされるかちょっと怖いですけど、夢で見た未来の方がずっと怖かったです」


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