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愛おしいキミに極甘な林檎を
第50章 pallidus memoriae*儚い恋と永久の愛



隣にいたソラ先輩が私に被さってくるとキスをしながら肌に指先を滑らせてきた。


その指が耳朶や首筋を通ると性欲をそそられるようにゾクゾクとする。


「どうしたの?これくらいで感じてるの?」


「はい。ビクビクしちゃいます……」


冷たくされている間、とても寂しかったから普段より強く悦びを感じた。



「これでもずっと風子に触れたくて仕方がなかったんだよ」


「じゃあもう冷たくしないでくださいよ。放置プレイはつらいです」



「なるほど。風子を気持ち良くさせるにはその手もあったか」


「えっ!?どうしてエッチな方になるんですか!?今は嫌です」



「分かったよ。悲しい思いをさせてしまったことだし、今は苛めるようなことは何もしないから……」


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