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愛おしいキミに極甘な林檎を
第50章 pallidus memoriae*儚い恋と永久の愛

「っ……、んっ…、あぁっ……」
パジャマのボタンを一つ一つ外されてから露わになった肌に唇を当ててくる。
くすぐったくないのは、私が気持ちいいと思うを加減を知ってくれているからなんだろう。
裸にされて体に少し寒気が走ったけど、すぐに肌を重ねられて気にならないほど熱を上げられていく。
「ひっ……!?」
脚を広げてソラ先輩が股の間に入ってきた時、怖かったあの光景がふと脳裏を過って目をぎゅっと閉じた。
場数は踏んでいても確かに新くんから恐怖を感じていたようだった。
冷たくて体までも壊されてしまいそうなくらい刺すような視線が今でも忘れられない。
「風子……?やっぱり、セックスはまだしない方がいいかな」

