この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第50章 pallidus memoriae*儚い恋と永久の愛

次の日。会社の給湯室でお湯を沸かしていると課長がやって来た。
夢で見た未来の結婚相手が課長……。
結婚生活と課長との間にいた子供の存在を思い返すと少し意識してしまう。
婚姻届を破き、資料室に閉じ込められた時に性欲を向けられてからやっと何とも思わなくなってきたのに……。
でも例え夢であっても課長を裏切る失礼なことをしてしまった。
コーヒーを淹れている時に私から話し掛けてみる。
「課長、すみませんでした」
私とソラ先輩の夢の中で浮気をしてしまって……。
「いきなり謝ってくるなんてどうしたんだ」
「えっと、ほら、あれです!最近元気が出なくて課長に心配を掛けてしまっていましたから」

