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愛おしいキミに極甘な林檎を
第8章 邂逅と甘美なデート

「ソラ先輩……」
本当に信用できるだろうか。
謝られても今のところ私の気持ちは変わらない。
八ヶ月前のようにはそう簡単に戻れない大きな亀裂を感じていた。
「早速だけど、今日用事がなかったら俺とデートして欲しいな。付き合って欲しいところがあるんだ」
祖父の家に帰っても特にやることがない。
見張られ続けているのも疲れたから気分転換に出掛けるのも悪くなさそうだ。
それにソラ先輩と一緒にいれるなら確かめたいこともあった。
「……暇だからいいですよ。でも会社に着ていくスーツのままでデートするのは……」
「俺は気にしないけど。風子のスーツ姿はボディラインが強調されて見えるし、……触りたくなる」
「どこ見てるんですか!まったく変態なんだから」

