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愛おしいキミに極甘な林檎を
第50章 pallidus memoriae*儚い恋と永久の愛

相当楽しかったのか課長は柔らかな笑みをして私を見てくる。
女友達の趣味はネイルに男性アイドルの追っ掛け、コスメ集め。
課長の趣味である温泉は、裸を見せるから嫌いだと言っていた。ちなみに仕事は美容師。
どこに共通の話題があったのか謎だ。
「それなら良かったです。あの子、課長のことをカッコイイ、カッコイイって何度も言っていたんですよ。年上の人が好きみたいです」
ここは女友達の応援をしてあげることによう。
「乙羽はどう思う?」
「えっ……?何をですか?」
「いや……、その……オレのことをカッコイイと思うかどうかだ」
「それは自慢の上司ですから私も女友達に賛同してますよ。いい男だよって自信を持って紹介できます」

