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第51章 偽りの恋人

「んっ……」


約束を破ったことを隠していた時よりも仲直りした後のキスはとても気持ち良く感じた。



嫉妬したソラ先輩が課長に何をするのか考えているのは分からないのはモヤモヤするけど、今度こそセックスも気持ち良くできそう……。



背中に手を回して私からもキスをして愛していることを伝える。



「ごめんなさい……、ソラ先輩。ごめんなさい……」



「謝らなくていいよ。怒ってないから」


「その証拠に一つだけお願いしてもいいですか？」


「なにかな？」



「もう二度と勝手にいなくならないでください。ひとりにされて寂しかったですし、ソラ先輩がどこで何をしているのか心配だったんです。

別の部屋に行ってもいいので家にいてください」