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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜



こうして歩いている時もネットに書き込んだり、それを見ている誰かに目撃されているんだろうか……。


通り過ぎていく人の視線がなんだか怖くなる。



一緒にいなければ私が婚約者だという事は分からないだろうけど、……ソラ先輩は逃げ場がない。


住んでいるこの場所が都会でないことが救いだ。



私はどうするべきなんだろう……。



黙って二人の後をついていきながら、女友達に教えてもらったことを思い出して悶々と悩む。



「――――あの……」



「ひゃっ!?」



ぼーっとしているところ、いきなり肩を誰かに叩かれて驚いてよろけそうになった。


するとソラ先輩が透かさず私の体を支えて助けてくれる。



声を掛けてきた人は知らない若い男。


もし書き込みにあったことが本当で男に狙われていると思うと警戒し過ぎてしまう。


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