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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜



それから二日後。ソラ先輩より一足先に連休に入って忘年会に行く日がやってきた。


本当はあまり行きたくないけどたった一日だけの辛抱だ。



昼過ぎに会社に集合だから、朝は家事をしてからソラ先輩を送り出す。


「では今日は行ってきますね」



「うん。いってらっしゃい。荷物が重そうだから帰りは迎えに行くから。何ならホテルまで直接行くよ」


「ありがとうございます。でもホテルまで来られるのは恥ずかしいので、解散した後にお願いします。帰ってくるのは大体お昼頃になると思いますけど連絡しますね」



「寝る前に電話も欲しいな」


「はーい。おやすみコールもしますね」


「うん、よろしく。それじゃあ、仕事に行ってくるね」



いってらっしゃいのハグをしてから放れて手を振ると、玄関のドアノブを掴んだソラ先輩が眉を八の字にした顔で私を向いてくる。


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