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愛おしいキミに極甘な林檎を
第53章 あなたがそばにいれば……

【忘年会は楽しんでいるかな?俺は理香さんが来たから一緒に飲んでいたよ】
理香って一体、誰……!?
なんで私がいない間に知らない女を家にあげてるの……?
重たくなってきた瞼で画面を見ていたものの、またすぐにお酌をされて返事をしないでスマホを畳の上に置いた。
「まだこっちのお酒残ってるから飲んで」
「あっ…、ありがとうございますぅ……」
ソラ先輩のことを悩まないといけないんだろうけど、何杯も日本酒を飲まされて頭が働かなくなってきた。
心配していることが沢山あるのに、今は忘れてしまえるほどふわふわとしている。
悩みと向き合っている日が多かったからとても気持ちいい気分だ。
私はいつまで飲ませられるんだろう……。
「浴衣を直したら?そのままだとやらしいところ見えちゃうよ?」

