パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第53章 あなたがそばにいれば……

【忘年会は楽しんでいるかな？俺は理人さんが来たから一緒に飲んでいたよ】


メッセージを改めて読んだ後、自分の愚かさに気付いて手を合わせて謝る。


「ごめんなさい……！理“香”ではなく理“人”でしたか……。今度から苗字じゃなくて名前で呼ぶようにしたんですね……」



「漢字を見間違えてしまうほど沢山お酒を飲んで風子は酔っていたんだね。へえ……、お酒には気を付けるって前に約束したのになぁ」


約束を破ってしまった後のソラ先輩の笑顔は相変わらず怖い。


今は運転をしていて私に何の手も出せないけど、家に着いてからされるお仕置きを覚悟した。


これで酔って失敗してしまったのは何度目だろう。

飲み会への出席を禁止されても文句は言えない。



「理人さんは何の用があってうちに来たんですか？」


「りんごを持ってきてくれたよ。今年は沢山いただくらしいね」


「他には何か言ってませんでした？」