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愛おしいキミに極甘な林檎を
第53章 あなたがそばにいれば……



「俺は風子が傍にいてくれれば不思議ともう何も怖くないんだ」



「ううっ……、うううっ……、ソラせんぱい……」


自ら拭うこともできない涙を流して、苦しくなっていた喉の奥が楽になっていく。


泣いている私を細めた目で見ているソラ先輩は少し口角を上げていた。


こんな顔をまじまじと見られるのは恥ずかしいのに容赦ない。



「忘年会に行った夜に風子はとても泣いていたよね。心に溜めていたことはこれだったのかな」


濡れた瞼にそっとキスを落とされた。

その間、閉じていた瞼を開けると再びやんわりと微笑まれる。



「ダメだよ?不安に思ったことは俺にちゃんと話してくれないと」


目尻から零れそうになった涙を指で優しく拭われた後、頬についている髪を退けてから頭を撫でられた。



「よしよし。……怖い思いをした風子を俺が慰めてあげるよ」


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