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愛おしいキミに極甘な林檎を
第54章 想いと青春の絆


「……おかえりなさい、ソラ先輩。無事に帰って来れたみたいで安心しました」


でも私が課長の隣に立っているのが気に食わなかったのか、すぐに腕を掴んできて側に引き寄せる。



「郁哉さん、風子の買い物に付き合ってくれてありがとうございました。これ東京に行ってきたお土産です。食べてください」


「ありがとう。今日は何の用事もなかったからいい暇つぶしになった」



「有意義な時間になったのなら良かったです。風子もたくさん買い物ができたようですし、助かりました」


そう言ってから今日買った物が入っている袋を代わりに持ってくれた。



「ネット上で噂になって大変なことになっているようだが、こんな時に東京に行って大丈夫だったのか?」


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