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愛おしいキミに極甘な林檎を
第9章 曖昧と鏡の前のお仕置き

「…………」


大学生の頃によく座っていた駅前のベンチに腰を下ろしてそのミルクティーを飲む。


ここから見える景色はあの頃と何も変わっていないのに、変わって見えるのは今の私とソラ先輩の心の距離が変わったからなんだろう。

体の距離は肩が触れているほど近いのに……。


「こんなに近くに座るのは恥ずかしいです。他の人に見られてますよ」

「いいじゃん。前もこうしていたんだから」


両手で包んでいるミルクティーの入った缶もまだ温かいけど、肩を寄せ合った体も温かい。

ミルクティーを飲み切っても隣にある温もりは心地良いものだった。

その優しさに甘えて悩んでいたことをつい口にしてしまう。


「あのね、ソラ先輩……。結婚ではないですけど、私は振られたと思って新しい恋愛をしようと思っていたところだったんですよ……」


俯いて本音を言うと、遅れて返事がやってくる。


「ねえ、風子。そう言う話は二人っきりになれる場所でゆっくり話そうか」

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