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愛おしいキミに極甘な林檎を
第55章 届かぬ愛の裏切り

『そうだなー。五十万円分くらい働いたかな』
「高いな」
『冗談だって』
「知ってる」
『お礼はな……、ひとつしかないに決まったんだろ!塑羅緒と風子ちゃんが無事に結婚すること。
きっと一緒に書き込んだヤツもそれを楽しみにしてると思う』
ソラ先輩と付き合って間もない頃は相談に乗ってくれたり、助けてくれたこともあった。
私だけでなくソラ先輩の相談にも乗ってくれていたんだと思う。
みんな、私とソラ先輩の幸せを祈ってくれている。
そう思うと自分のしてしまった過ちでまた胸が苦しくなってくる。
『おれの奥さんもコメントを書き込んでいたんだけど、後ろで同じようなこと言ってる。
二人を応援してるってよ。風子ちゃんと早くママ友にもなりたいって言ってる』

