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愛おしいキミに極甘な林檎を
第55章 届かぬ愛の裏切り



結果を受け入れた私は、静かに寝室へと戻って眠れるように目を閉じた。


それでもこれからのことを考えてしまってなかなか寝付くことができなかった。




次の日の朝。ソラ先輩がスーツに着替えている時に側に行って話し掛ける。


「今日は残業はあるんですか?」


ネクタイを締めた後、私が代わりに白いシャツの襟を直して整えた。


「恐らくあると思う。どっちなのか分かったらお昼休みにメッセージを送るよ」


「はい。お願いします」



先にソラ先輩を送り出してから、私も会社へ向かう。


職場に行てから普段どおりに課長に挨拶して仕事を始めようとした時、潮崎さんがやって来る。



「おはようございま……って、課長どうしたんですか!?その顔!」


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