この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第56章 あなたを愛しているから……



「……いいえ。何もいりません」



求めているものは甘い言葉ではない。


だからプロポーズだっていらない。



欲しかった言葉がやってこなかった私は郁哉さんの手を取らずに歩き出した。


好意を無下にしてしまって目に涙が浮かぶほど心苦しいけど、愛している人はひとりだけだから……。


望んでいるその時が来るまで郁哉さんの前で私は私を殺して生きる。


淀んだ雲が晴れるまで、偽らずにいれるのは愛している人の前だけ……。




その晩、この悲しさを紛らわすために久しぶりにソラ先輩と一緒にお風呂に入った。


広い背中を洗っている途中で、触れていた肌に自分の頬をピタッとつけて手を休める。


胸もふにっと潰れていて、先程綺麗に洗ってもらった体に白い泡が再びついてしまった。



「最近の風子は甘えん坊だね。残業が多いから寂しい思いをさせてしまっているかな?」


/3128ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ