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愛おしいキミに極甘な林檎を
第56章 あなたを愛しているから……

刻み込むようにするキスマークも消えても、消えても付けられる。
「んぅっ……、また付けるんですね……」
「風子にはいつでも俺の事を思い出して欲しいから……」
この支配の赤いシルシをつけるのは、私に他の男の影がある時。
心はソラ先輩のところにあって浮ついてすらいないと言っても、本当は私を許してない気がした。
優しいから我慢をして、束縛しない優しい彼氏を演じている。
嫉妬している時に抱かれると、私を支配する冷酷な目つきに変わり、獣のように求めてくるから分かる。
でもそんなところも好き。……大好き。
甘くとも強い独占欲を感じる愛。
それを深く噛みしめながらセックスを愉しんだ。

