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愛おしいキミに極甘な林檎を
第10章 告白と脅迫

「乙羽さんが寿退社したら絶対に寂しくなると思う。
おれも注意されることも少なくなって助かってるし、この会社に来てくれてありがとね」
結婚した後の私は祖父の跡を継ぎながらこの仕事を続けているんだろうか。
誰と結婚するのかでさえ想像つかないのに……。
霞んでいて見えない未来を考えるだけで頭が痛くなる。
あまり深い情報は得られなかったけど話が終わった後、陸田さんに揉んで欲しいと言われた場所を癒す。
そこを揉んでいると想像以上に固かった。
「これで気持ちいいですか……?」
「あー、うん。いいよ。そこ、もっと強くして……。……乙羽さん上手、上手」
揉んでいる最中にドアが開いて課長が戻って来た。
私と陸田さんの方を見ると不機嫌そうな顔をして近づいてくる。
「おい、陸田!乙羽に何をさせているんだ」

