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愛おしいキミに極甘な林檎を
第10章 告白と脅迫

二人っきりなのもあるのか、普段することのない頬杖をしている。

そんな姿を見ていたら部下として何かしたくなって、コンビニにある物を買いに行った。


戻った社内はまだチラホラと明かりはついているけど、廊下を歩くとヒールの音が響くほど静まり返っていた。


一人で仕事をしている課長の元へと向かい、買ってきた物をそっと机の上に置く。


「お疲れ様です。これを飲んで頑張ってくださいね」



「帰ったんじゃないのか。……すまない。ありがとう」


パソコンのキーボードから手を離して私を見上げた課長は頬を緩めた。


「この栄養ドリンク、なかなか効きますよね。前に頂いて飲んだ時にびっくりしました」

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