この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第57章 私は愛しい大魔王の小悪魔



好意にやっと気づいた時には顔がカァッと熱くなってきて、硬くしていた表情が解けて混乱してしまう。



「そっ……、そんなわけないじゃないですか!えっと……、告白、デート、プロポーズ、婚約も断りましたし……」


親指から順に一つ一つ折り曲げていって今まであったことを振り返る。


どれも断られると心が折れてしまいそうなショックなものだ。


郁哉さんはそれを何回繰り返しただろう……。


「ここまでされたら、もう私のことを好きじゃないんじゃ……」



「いいや、本当だ。しつこいかと思うが乙羽のことが好きだったんだ。……だから乙羽の女友達にも頼んで二人で嘘をついた」


疑い始めてから郁哉さんをずっと悪者扱いしていた自分が恥ずかしくなってくる。


私のことがまだ好き……、嘘をついていた理由が単純なものだったなんて……。


いや、単純というよりも複雑だ。


ソラ先輩のことを傷つけるようなことではなくて少しホッとしたけど、まだ油断できない。



「どうしてそこまで私のことを……」


/3128ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ