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愛おしいキミに極甘な林檎を
第59章 ふたりからひとつへ



「ストッキングは俺が脱げと言ったんですよ。いつまで経っても彼女の良いところを理解してくださらないお婆様に、彼女の美しい一部を知っていただきたいなと思いまして」



「どうしちゃったの……?この子に何か変なことでも教えこまれたの?」


「いいえ」


「兄さんが……壊れた……」


ソラ先輩が変態である事実を受け入れられない様子のお婆さんと昴くん。


お爺さんと社さんは大人の男性だからなのか、呆れているのか何も言わなかった。



「俺がこうなので、彼女はとても相応しい女性なんですよ。だから俺に合わないなどと文句を言われる筋合いはありません」


「あら……そう……。塑羅くんにピッタリ…なの……」


「俺がこんなことをしても風子さんは嫌がる素振りを見せないし、怒ってもいないでしょう?……これが答えです」


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