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愛おしいキミに極甘な林檎を
第59章 ふたりからひとつへ



振り向いてみると、そこには昴くんがいて目を見開いて固まっていた。


背後はまだスカートを下ろしていなくて、薄いストッキングが尻の方まで見えている。


しかも今日は普通のパンツではなく、赤いTバックを穿いているから少しも隠されていない。


……つまり、尻が丸出しだ。



「きゃああ!見ないでー!」


こういう場面になると驚いて声が出なくて静かに悲鳴を上げてしまう。


「ごごご、ごめんなさい!姉さん!」


すぐに去ってくれると思いつつもスカートを下ろして尻が見えないように隠す。


しかし、何故なのか昴くんはまだその場で固まったままだった。


まだ十八歳。彼女がいてもおかしくないくらい顔はいいけれど、一応大人の女の下着姿を見て刺激的だったんだろう。


見られたのは下着というか最早、尻だけど……。


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