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愛おしいキミに極甘な林檎を
第60章 夢見ていたシアワセの未来



「私は変わらないと思いますけど、どういう奥さんが理想ですか?」


好きなタイプの女に近づきたくて参考がてら聞いてみる。


すると、ソラ先輩は少し考える素振りをしてから口角を上げてから、顔を近づけている私に唇を重ねてきた。



「……今のままがいいかな」


「質問の答えになってません」


「裸エプロンもしてくれたし、ベビードールも着てくれたし、Tバックも穿いてくれたから理想の奥さんになってるんじゃないかな」


「ソラ先輩のスケベ。エロいことばかりじゃないですか」


「ははっ、冗談だよ」


冗談だと笑っているけど、男はいつまで経ってもエッチなことが好きなはず。


結婚してからも女を磨いて油断しないようにしようとこっそり心に決めた。



「話を戻しますけど、新くんが異動したってことはソラ先輩の残業があるか、ないか分からないってことですよね?

そしたら私はもう課長と一緒に帰らなくていいんでしょうか?」


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