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愛おしいキミに極甘な林檎を
第60章 夢見ていたシアワセの未来



「はい。帰りましょう」


手を繋いだ後、歩いて十分も掛からない帰り道を進んでいく。


でもまだこのまま歩いていたくて、ソラ先輩の手を引いてからいつもとは違う道へ向かう。


誰も歩いていない暗闇の中を街灯の光がほんのり照らしている。


周囲を見渡した後、足を止めた私はソラ先輩にそっと触れるくらいのキスをした。


三月だというのにまだ寒いからか雪が降ってくる。
この雪は初恋に気づいたバレンタインデーの日よりも積もらないことだろう。



「今日はやけに機嫌がいいね」


「ソラ先輩が迎えに来てくれたからですよ」


「いや、それにしてもいつもよりいい顔してるから」



「……前のことを思い出したんです」


「記憶がまた戻ったんだね」


「はい。悲しいことは傷ついたから強く残っていて思い出しやすいんですけど、嬉しかったことも思い出せるものなんですね」


「嬉しかった思い出?」


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