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愛おしいキミに極甘な林檎を
第60章 夢見ていたシアワセの未来

私はとんでもない旦那様を手に入れてしまったようだ。
妻になったことによってこの虜になる快感をずっと味わい続けなければならない。
どこまで何を考えているのか分からないけど、私はたまに自分から求めて、夫の色に染まっていくだけ……。
火照った体を重ねてひとつにすると、夫婦になったからなのかいつも以上に愛を感じた。
「ずっと…、ずっと離さないから……」
「はいっ……。絶対に…離さないでください……。あっ……、あっ、あんっ…、あっ、塑羅緒さんっ……」
子供の頃から好きで、何度重ねても飽きることのない熱をくれる人と結ばれた。
運命の人とこんなにも愛し合えて幸せすぎて怖くなるけど、もうひとつその幸せを感じる瞬間が待っている。
それは無事に結婚式を迎えて永遠の愛を誓って左の薬指に指輪をつけてもらうこと。
ずっと夢見ていた白いウエディングドレスを着た花嫁に私はもうすぐなれる……――――

